Bash on Ubuntu on Windowsを試したメモメモ

Windows 10 Redstone1がついに正式公開されました.
アップデートの目玉はやっぱりBash on Ubuntu on Windowsではないでしょうか.個人的に一番楽しみにしていたアップデートでしたのでいろいろと試してみたメモを書いておきます.

まず設定すること

tabキーの補完などを行う時に毎回Windowsが音を鳴らすので煩い
Windowsの音量ミキサーを開いてConsole Window HOstだけミュート設定にする

追記(@ 2016/10/29)
vim ~/.inputrc

#~/.inputrc内
set bell-style none

を書くことで設定読み直し後に音が消えるようになります(上のミキサーの設定は不要)

VNCServerでGUI

Qiitaの記事を参考に設定.
工夫したこと:日本語フォントが入ってなくて文字化けしたので以下をインストール
sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big


SSHクライアントとして使ってみる

ssh username@XXX.XXX.XXX.XXX [-p password] [-i keyname]
秘密鍵,パスワード認証ともに動きました.

SSHDを動かしてみる

sudo apt-get install openssh-server
した後,/etc/init.d/ssh start後
/etc/ssh/sshd_configの設定(privilege separationの設定やpassword authentication の設定がちゃんとできているかをお忘れなく)

どうやらbashを起動しないとサービスも立ち上がってくれないみたいなので地味に面倒.スタートアップ登録してバックグラウンドで動かしてみると良いかもしれない.

Tensorflowを入れてみる

入ります.
が,GPU版でGPUを使用して動かすのは私の技術力では無理でした.
カーネルのソースツリーが手に入らないためnVidiaGPUのドライバをインストールできませんでした.nvidia-currentなどのドライバでもGPUをdetectしてくれません.CPUでは動作します.
結局のところBash on Ubuntu on Windows自体がLinuxシステムコールなどをWindows用のシステムコールに変換しているそうなので,カーネル部分のソースが必要なドライバ関連は入れることはできないのではないか,と思っています.でも,入れられるようになってほしいですね.将来に期待です.

管理者権限でBashを起動する

pingなど一部機能は管理者権限でbashを起動してあげないと例えsudoでもdenyされてしまいます.

ifconfigが無い

無いみたいです.

Windowsのドライブにアクセスする

/mnt/c/...
/mtn/d/...
などでアクセス可能でした.

以上,メモでした.おおよそubuntuっぽく動いてくれるので,なかなかおもしろいですね,暇な時にいろいろと触ってみたいと思います.